ハル立ツキョウノ

TOGETHER WE WERE MADE

ずぶ濡れになるくらい渾然一体

The Feelingの3rdアルバム『TOGETHER WE WERE MADE』(Deluxe, double album version) ※輸入盤

今年リリース予定とされていたアルバムの中で、1番期待していたアルバム。
注文したのは一応6月だったのに、届いたのは4日前。
入荷が遅い!と怒っているのではありません。ただちょっと疑問なのです。
HMV.co.jpやTOWER.jpの該当ページを見ると、以前は確かに6月発売となっていたものが、現在は7月発売となっている…。
でもAmazon.co.jpでは6月発売のままになってるし、実際6月中に入手した人もたくさんいるみたいだし、一律に発売延期となった訳でもなさそうだ…。
発売国によって、延期になった所とならなかった所があるのかなー?

そもそもこんな風に発売日の把握すら覚束ないのって、日本盤が(少なくとも現時点では)発売されないからなんだよね。
1stも2ndも日本盤が出てたから、3rdも日本盤が出るのが当然のように思ってて、少しも疑わなかった…。
バンドの公式サイトで発売日が発表されてからというもの、日本のレコード会社のサイト(http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/feeling/index.html)に日本盤の情報が来るのを心待ちにしてたのに、待てど暮らせど更新されることはなく……。なんかちょっと信じられないような心持ちで輸入盤を注文しました…。

何はともあれ…
『TOGETHER WE WERE MADE』を聴いた感想ですが、良かったです。すっごく。それはもう、今こうして久々に文章を書くことに向かわせられるほど――音楽についての感動を発露したいという情熱に駆り立てられるくらいに。
The Feelingは、本当に良質で良心的な音楽を作るなあと思う。
まあThe Feelingのニュー・アルバムに関しては、もともと心配してなかったのです…期待と心配は比例することが多いんですが(笑)、The Feelingに対しては期待だけ。何故かと言うと、The Feelingが音楽性を大きく変えることはないだろうと思っていたし、私がThe Feelingに求めるものも、刺激とかサプライズとかではなかったし…。バンドの公式サイトに早い段階でUPされた1stシングル「SET MY WORLD ON FIRE」のPVを見た(聴いた)時も、今までどおりのThe Feelingだなと思ったし。
でも実際アルバム全体を聴いてみると、結構エレクトロ色が強くて、ちょっと意外でした(良い意味で期待を裏切ってくれた、と言っても良いかもしれない)。でもそのエレクトロな音も、これまでのThe Feelingのサウンドにごく自然に溶け込んでいるので、違和感は全くなし。むしろ、魅力を感じる部分が増えた感じ。
『TOGETHER WE WERE MADE』は夢想的で感傷的で、充実感にあふれたアルバムでした。

このアルバムはCD1枚(13曲収録)のみのいわゆる通常盤と、2枚組のデラックス・エディションが存在します。
デラックス・エディションのDisc 2の内容はと言うと、なんと、12曲もの新たな楽曲(過去曲のリミックスやライヴ・バージョンではない)が収録されています。収録時間にして45分以上。
ここで私が声を大にして言いたいのは、『TOGETHER WE WERE MADE』を買うなら、デラックス・エディションがオススメ!ということです。だってDisc 2もすっごく良いんだもん……聴かないなんてもったいなさ過ぎる…。2枚組をスタンダードとして売るべきだったと思うんだマジで…!
ちなみにAmazon.co.uk(http://www.amazon.co.uk/Together-We-Were-Made-Feeling/dp/B004Y407YW)などで、2枚とも全曲試聴ができます。

今回、『TOGETHER WE WERE MADE』の日本盤が出なかったのは本当に残念なことです。
だってそれってつまり、来日公演の可能性がかなり遠のいたってことでしょ…?
2006年のサマソニにも出演してるんだけどなー…。
日本でThe Feelingがファンを増やすにはどうしたら良いのだろう?などと考えながらここまで書いてきたけれど、今はそんなにジリジリしてる訳じゃない。
バンドが存続して、新しいアルバムを出し続けてくれれば…
たとえ日本盤が出なくても、来日公演が遠くても、今は『TOGETHER WE WERE MADE』を聴けば充たされている。


〈The Feelingの公式サイト〉
http://www.thefeeling.com/


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The World Is On The Way

先日Mr.Bigのライヴへ行った。
今から1ヵ月前は、延期か中止になるものと思っていた。
今の日本で来日公演を行うことについて、いろいろな意見があると思う。
3月中は、私も「ライヴで盛り上がろう」という気分になれず、延期してくれた方が良いと思っていた。
でも実際に行ってみると、延期にも中止にもならず今ライヴを観られるということに有り難さを感じた。
一昨年の来日公演は再結成ツアーであり、私にとってはオリジナル・メンバーのMr.Bigを観るのは初めてということもあり、「観ておかなければ!」という気持ちが強かった。
それに比べれば、約2年ぶりとなる今回の来日公演は、私の中では「観ておかなければならない」という意識は薄く、1月にチケットを買った時点では、少し宙ぶらりんな気持ちだったように思う。
でも終わってみれば、今回の来日公演は観ておいて良かったと思う。
4月に入って、仙台以外の公演は予定どおり行われることがアナウンスされて、メンバーが来日したことを確認した後に慌ただしく旅支度をして、物販でCD買って、ライヴでその曲が演奏された後は拍手が鳴り止まなくて、音楽番組だけじゃなくニュース番組で(自分の行った公演ではないけれど)取り上げられたりして、何と言うか……いろいろな意味で特別な来日公演だったなあと思う。
今の日本に来てくれたMr.Bigに感謝。

世界が君の元へと向かってる

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仮想HEROがいてもいい

「アクセル・ローズ、「スラッシュを登場させるな」と『ギター・ヒーロー』のゲーム会社を訴える」
http://ro69.jp/news/detail/43332

「アクセル・ローズ、『ギターヒーロー3』と16億円裁判!」
http://npn.co.jp/article/detail/59451909/

「ガンズのアクセル・ローズ、ゲーム会社を提訴」
http://oops-music.com/info/view_news.html?nid=61803

「■GUNS N’ ROSES■ “GUITAR HERO”に対して2,000万ドルの訴訟を起こす」
http://www.billboard-japan.com/system/d_news/detail/4429



以前の記事で書いたとおり、『ギターヒーロー3』は私も持っている。
このゲームソフトがアメリカで発売されたのは2007年10月。
私が日本版を購入したのは2008年3月。
2010年も残り少ないというのに……何故、今頃になって訴えるのか……?

『ギターヒーロー3』って、すごく面白いゲームだよ。
Guns N' Rosesの曲は、「WELCOME TO THE JUNGLE」が収録されている(1曲のみ)。
Velvet Revolverの曲は、私が所持するPS2版には収録されていないが、PS3やXbox 360ではダウンロードコンテンツとして3曲が配信されているようだ。
しかしこのゲームは、ガンズファンやVRファンだけをターゲットにしているのではない。
何しろ70曲以上の新旧ロック・ソングが収録されているのだ。
このゲームを通して知った曲がたくさんあるし、知ってはいたけど良さがわからなかったような曲も、プレイしてるうちに好きになったりしたよ。
例えば、このゲームに収録されているMetallicaの「ONE」は、私にとっては初めて聴く曲だった。にもかかわらず、この曲のギターは古傷のように心に残った…。だから「ONE」が収録されているアルバムも買った。これが、私が初めて買ったMetallicaのアルバムだよ…。
このゲームを通して、曲やバンドに興味を持ったり、見直したり…ってことが、実際起きてると思う。音楽ゲームがロック・シーンに資する…なんて言い方は大げさだけど、ラジオやテレビだけじゃなく、ゲームを通して音楽を紹介――そういう盛り上げ方もありなんじゃない?とは思う。

だから要するにさ…
ギターヒーローがガンズにもたらしたものって、悪いことばかりじゃないと思う。
確かに、スラッシュはキャラクターとして登場するけど、それが新生ガンズのイメージダウンに繋がるとは思わないし…。ゲームの中でスラッシュそっくりのキャラクターが「WELCOME TO THE JUNGLE」をプレイしようと、別にどうってことない。割り切ってプレイしてるよ。それにキャラクターはスラッシュだけじゃない。何ならトム・モレロで「WELCOME TO THE JUNGLE」をプレイすることだって可能だし、ゲームのオリジナル・キャラクターもたくさん登場するしね。
以前、「UKのティーンエイジャーが選ぶクールなバンド・トップ5」(http://www.barks.jp/news/?id=1000046676)っていうニュースで、ガンズが5位に選ばれていて驚いたことがあった。ティーンだよ? キッズだよキッズ! 嬉しいじゃないか…。その記事には“ミュージック・ゲームの普及により昔のヒット曲が再び脚光を浴びたエアロスミスやガンズ・アンド・ローゼズの知名度/人気も上昇している”なんて書いてあったけど…。ガンズファン全体でとらえるならば、音楽ゲームから入って来た新規のファンは微々たるものだろう。それでも、バンドが現役であり続けるためには、常に新たなファンを取り込んでいく必要があると思う。ティーンエイジャーのファンがライヴに来て盛り上がってくれたら、バンドにも、従来のファンにも、活力を与えてくれると思うしね。

だから要するにさ…(2回目)
ギターヒーローに曲の使用を許可したことは、ガンズにとって、直接的に支払われた契約金のほかに、間接的な利益ももたらしてくれたんじゃないかと思う訳だよ。
ああしかし…それを上回るほどの損害(2,000万ドル)があったと思うからこそ、訴えるんだよな…。
ガンズ側の主張が正しいとすれば、契約違反をしたアクティビジョンが悪いということになるんだけど、私としては契約内容を分析した上でどちらが正しいか見極めたいなんて気は毛頭なくて、ただ心情的に、ゲームの中にスラッシュそっくりのキャラクターが出て来るくらい、許してやっても良いんじゃないのか……と思ったまでだ。
そもそも、曲の使用を許可する条件が、スラッシュやVRを登場させないこと、ってのも……。
スラッシュそっくりのキャラが出て来た途端、曲の権利が侵害されてしまうのだろうか。そんなことくらいで、今のガンズの存在感は揺らいでしまうのだろうか。
確かに、「今のガンズはガンズじゃない」とか「やっぱスラッシュじゃなきゃ…」と言うファンもいるだろう。でもそれはギターヒーローのせいじゃないと思う。
スラッシュの方が良いって意見があろうと、別にどうってことないじゃないか…。だって一方では、今のガンズが好きってファンもいるんだし、それに…これからも新たなファンを取り込んでいくことができれば、8人分の足場と支柱が、もっと揺るぎないものになると思うしね…。

訴訟関連のニュースって、ガンズファンにとっては珍しさも驚きも余りないよね…。
でも私は『ギターヒーロー3』がとても好きだから、今回の訴訟を特に残念に感じたのだと思う。
だってさ…『ギターヒーロー3』の日本版が発売されるって知った時、すっげえ嬉しかったんだ…。
予約して買ったよ。ギターコントローラ同梱のものを買ったから、箱がデカくてびびったな…。
かなり長い間、手首と指の痛みが引かなかった。でも練習続けたさ…。だって「WELCOME TO THE JUNGLE」は、全ての難易度でクリアしたいじゃん? それが私なりの愛の証し(笑)。

現在、私のギターコントローラはイカレちまっている。
フレットボタンを押しても、正常に認識されないのだ。
酷使したせいなのか、経年劣化なのか…。アクティビジョンが日本から撤退した今となっては、修理もままならない。
でも今回のニュースを見てどうしても『ギターヒーロー3』をプレイしたくなって、初めて通常のコントローラでプレイしてみた。それなりに楽しめた。でもギタコンでプレイした時の“弾いてる感”と比べると、別物のゲームだなと思った。やっぱギターヒーローはギタコンでプレイしてこそだよなー。
楽器ができない音楽ファンにも、夢を見させてくれる…なんて言い方は大げさだけど、耳で音楽を聴くだけじゃなく、目と耳と両手で音楽を体感――そういう楽しみ方もありなんじゃない?と思わせてくれた。
ギタコンが使い物にならなくなった今も、『ギターヒーロー3』を買ったこと、後悔してないし、損したとも思わない。

もしもギターが弾けたなら

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